「歓待」感想コメント集です!

三重そうぶんシネマスクエア2012、9月15日(土曜日)の初日ラストを飾る作品「歓待」は、第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞受賞、第15回プチョン国際ファンタスティック映画祭(韓国)最優秀アジア映画賞受賞をはじめ数々の受賞歴を持つ秀作で、世界各地の映画祭で上映されています。今日は世界各国から寄せられた「歓待」への感想コメントをいくつかご紹介します。

●「面白く、意義深い、良質な映画。役者も皆良かった。こういう映画こそ、沢山の方に見ていただきたい。推薦します!」
キム・ギドク(映画監督『サマリア』『絶対の愛』)

●「深田晃司監督の「歓待」は、風刺映画の伝統に立脚しながら、常に観客の予想の一歩先を進み続ける。隙の無い空間感覚と簡潔で無駄のない演出によって、「歓待」は、一見するとどうにも見覚えがあるように思われる事柄の中に、奇妙さと悪意とを見出していく。その結果生まれたのが、この、兇暴で、可笑しくて、観る者を落ち着かなくさせる作品なのである。」
Chris Fujiwara
クリス・フジワラ(映画評論家)

●「「歓待」は高純度のダイヤモンドである。ダイヤモンドの中を通り抜ける光が屈折によって思わぬ方向へと向きを変えるように、この映画では様々な嘘が思わぬ方向へと展開する。そうして人間の在り方に思わぬ光が当たる。深田晃司は、エリック・ロメールの良さを見事に受け継ぎながらも、素晴らしい「日本の映画」を提示する。ありふれたエピソードの深層へと入り込み、何層にも重なった秘密や謎、闇と曖昧さとに満ちた世界を露わにしていく。一見すると「他人と違っていること」に対する惧れについての皮肉っぽい物語のように見えるが、その背後には複雑な世界が拡がっている。そこには、不思議なプロットや演出の妙や、驚くほど素晴らしい俳優達の演技が詰まっている。深田晃司の空間、画面構成と知覚の曖昧さに対するセンスは極めてシャープかつ繊細である。そのセンスによって、この作品は真に映画的な小さな奇跡、観客にとっては語りの中に真実を見い出す契機(ナラティブ・エピファニー)たり得ているのだ。
Aude Hesbert
オード・エスベール(パリ国際映画祭ディレクター)

その他にもいろいろなコメントが寄せられています。詳しくはこちらから → http://kantai-hospitalite.com/comment/
さあ、あなたも是非「歓待」の世界観を体感ください!

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歓待

【9月15日(土曜日)】17時30分開場 18時START
映画「歓待」の上映と平田オリザさんのシネマトークを行います。

世界が爆笑!世界が大絶賛!!90ヶ所以上の映画祭からオファー殺到!!!
踊れ!世界家族!

第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門で、並み居る秀作を抑え、卓越したオリジナリティと抜群のユーモアセンスが評価され、作品賞を受賞した話題作。
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下町の印刷所で、一見「平和」な生活を営む小林家の元にフラリと現われた胡散臭い訪問者・加川。のらりくらりと家族を煙に巻き、居座り、引っ掻き回していく。加川の横暴に戸惑いながらも、変化を余儀なくされていく小林家。そしてついにとんでもない事件が!

次第に崩壊していく、つぎはぎだらけの家族模様を、洗練されたユーモアで包みながら、時にシリアスに問題提起をし、時に爆笑を誘う。共同体と排除の問題を抱える現代日本を鋭く風刺しながら、家族とは何かを問いかけた、普遍的でいながら斬新な作品がついに完成した。

世界の映画祭が注目する新進気鋭の深田晃司監督と、プロデューサーも兼ねる弱冠26歳の国際派女優杉野希妃、そして平田オリザ率いる青年団の演技派俳優たちによる、映画にしか成しえないテツガク喜劇。閉塞感を打破し世界を大きく掴むべく、怒濤の”グローカル”映画が2011年春に到来!

あなたはこれを「歓待」すべし!

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【あらすじ】
東京下町の一角に今日も響く輪転機の音。若い妻(夏希)と前妻の娘(エリコ)、出戻りの妹(清子)と暮らしながら印刷屋を営む小林幹夫。最近の事件と言えば娘の買っているインコが逃げ出したことぐらいの「平和」な一家に、突然訪れた流れ者・加川花太郎。髭モジャ、慇懃無礼な加川は、のらりくらりと小林家の内部に入り込み、かりそめの平和をかき乱していく。次から次へと訪れる来訪者に翻弄される小林夫妻の明日はどっちだ!

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監督・脚本・編集 深田晃司/芸術監督 平田オリザ/出演 山内健司・杉野希妃・古舘寛治/2010年/96分

(C)2010「歓待」製作委員会

「歓待」公式サイトhttp://kantai-hospitalite.com/

〈関連プログラム〉
■シネマトーク 平田オリザさん

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撮影:青木司

平田オリザさんプロフィール
1962年東京生まれ。劇作家・演出家・こまばアゴラ劇場芸術監督・劇団「青年団」主宰。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。四国学院大学客員教授・学長特別補佐。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス国文化省よりレジオンドヌール勲章シュヴァリエ受勲。その戯曲はフランスを中心に世界各国語に翻訳・出版されている。2002年度以降中学校の国語教科書で、2011年以降は小学校の国語教科書にも平田のワークショップの方法論に基づいた教材が採用され、多くの子どもたちが教室で演劇を創作する体験を行っている。

平田オリザさんのシネマトークは「歓待」上映後に行います。
お楽しみに!


★チケット情報はこちらをご覧ください。


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