小林正樹監督からメッセージが届きました!

「がんばっぺ フラガール!」の小林正樹監督がメッセージを寄せてくださいました。
小林監督は、9月15日(土曜日)映画上映後にシネマトークでお越しいただきます。

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三重の皆様、私は映画「がんばっぺフラガール!」を監督しました小林正樹と申します。
今回、三重県総合文化センターで上映していただくことを大変嬉しく思います。
ぜひご覧いただければ幸いです。

思えば昨年の今頃、僕は毎日のようにカメラを持って
福島県にあるスパリゾートハワイアンズに通っていました。
僕の住む東京から福島県いわき市まで車でおよそ二時間半の距離です。
当時、震災からようやく五ヶ月がたったところでした。
東京はほぼ日常の喧噪を取り戻し、
渋谷などは震災があったことなど忘れそうになるほど普通の光景になっていました。

ところが車でたった二時間半の距離を行くだけで、全くの別世界になります。
次々と建設される仮設住宅、あらゆるところで人は避難生活を送り、
福島第一原発周辺の住民の方は故郷に戻る日さえ見えていませんでした。
(この状況は今でもそれほど変わっていません)

福島県を代表する観光施設スパリゾートハワイアンズは営業できない状態で、
契約社員は解雇されフラガールたちは踊る場所がなくなっていました。
この映画はそんな危機的状況からなんとか立ち上がろうとする人々の姿を描いた作品です。

僕は思いました。
今回はたまたま東北が被害に合った。
しかしこれはいつ、自分の身に降り掛かってくるかわからない。
明日、いや一時間後に今度は私たちが同じ状況になるかもしれないのです。
そんな時、私たちはこの映画が切り取った福島の人々のように前向きに立ち向かえるだろうか?
僕は撮影をしながら、このドキュメンタリーはそんな未来への教訓と指針だと感じ始めていました。
100年後の日本のために、世界のために残そうと。
そして僕が感じた福島の人の力強い前に向く姿を共有していただきたく、映画も前向きな作品にしようと!

僕は極力ナレーションや演出的作為を排除し、観客が同じように体験できるように作りました。
観てくれた人がこの事実を自分のことと捉え、同じように感じて欲しかったのです。
この作品をスクリーンで観ていただく意義がそこにあります。

「がんばっぺフラガール!」は昨年の東京国際映画祭にも招かれ、
さらに国会議員の方に観ていただくために憲政記念館でも上映されました。
さらに8カ国の言語に翻訳され、今は世界各国の大使館主宰の上映会で盛んに上映されています。
大きな事件を体験した同じ時代を生きる者として、
ぜひ、ひとつの大きなスクリーンで時間を共有していただけたらと切に思います。
そして自分たちのこととしてひとときでも深く考えていただけたら、この映画が生まれた価値があると思っています。

皆様とお会いできる日を楽しみにしております。

                       「がんばっぺフラガール!」監督 小林正樹

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<映画情報>
「がんばっぺ フラガール!」
上映日時:9月15日(土曜日)13時開場 13時30分START
シネマトーク:小林正樹監督
チケット 前売券500円 当日券700円
小林監督写真.JPG

詳しくはこちらをご覧ください。

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